寒い日が続いて、しもやけのお子さんが多くなってきました。 寒くなると血行が悪くなり、炎症がおきて「しもやけ」になります。 特に手足の指、耳、鼻など血管が細い体の末端でできやすいです。 できたら、むずむずかゆかったり、痛かったりつらいですよね。 しもやけができたら ・ 40 度くらいのぬるま湯でゆっくりあたためる ストーブや熱い湯だと血流が急によくなって、逆にじんじんしたり、かゆくなったりします。 40 度くらいの温水と冷水を交互につけて温水で終わるのも血行促進しておすすめです。 20 秒ずつくらい交互につけて 5 回くらい繰り返します。 ・ ヒルドイド軟膏とビタミンEの軟膏をマッサージ ヒルドイド軟膏は血行促進効果があります。 ビタミン E も毛細血管を広げて、血流をよくする働きがあります。 ・腫れや痛みが強いときはステロイド軟膏 ・㊳当帰四逆加呉茱萸生姜湯 手足の血行をよくして、あたためる効果もあり、痛みがましになります。 冷えでなかなか眠れないときにも効果あります。 私は冷え性で生理前とかは特に冷えるのですがこれを飲むとましです。 ただまずいです。 ・ビタミン E 内服 治療だけではなくて、予防も大切です。 1 番はからだを冷やさないこと! 寒い日は手袋、靴下で防寒しましょう。 汗をかいたり、濡れたりしたらなるべく早くふいてあげましょう ほっとくとしもやけになりやすいです。 お風呂のときにマッサージすることも血行がよくなっていいです。 しもやけは春になれば自然になおりますが、放置するとひどくなります。 しもやけに注意して寒い冬を乗り切りましょう!
※2023年3月をもって閉科いたしました。 大阪市西区にある大阪掖済会(えきさいかい)病院小児科の公式ブログです。 小児アレルギーを専門として、他にも幅広い一般小児疾患(かぜ、便秘、夜尿症、起立性調節障害など)や各種予防接種・乳児健診などに対応しております。