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3月, 2022の投稿を表示しています

頭痛① こわい頭痛のサイン

  「頭が痛い」と正確に訴えれるのは、一般的には5歳くらいからと言われており、小学生、中学生の子どもたちにもよくみられる症状の一つです。 熱がでたときなどかぜ症状のときに頭痛を伴うことは多いですが、熱がなくても頭痛を感じることはよくあります。お子さんが「頭痛い」と言ったとき、とてもつらそうだと何か大きな病気が隠れてないか心配になりますよね。 今日は原因のある頭痛(発熱、副鼻腔炎、起立性調節障害など)、命に関わる怖い頭痛(脳出血や脳腫瘍)と、長引く頭痛(片頭痛、緊張型頭痛)についてまとめてみました。 まずは出血や腫瘍など頭の中に原因がある、怖い頭痛のサイン ・今までに経験したことがない頭痛 ・どんどん頭痛が悪化していく ・頭痛がひどすぎて、起きてしまう ・何となく意識がおかしい ・言葉がでにくい、手や足が動かしにくいなど神経症状 ・大きな息をしたときに体の力が抜ける このようなときはすぐに CT や MRI などの画像検査が必要です。 次回は長引く頭痛についてアップします。

5歳~11歳の新型コロナウイルスワクチン接種の予約受付開始について

みなさんこんにちは。ヒガです。 大阪掖済会病院小児科にて、5歳~11歳の方を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種を開始します。 接種開始:2022年4月1日~ 接種日程:毎週金曜日14:30、15:00 接種対象者:5歳~11歳(5歳の誕生日の前日から12歳の誕生日の前々日まで) 使用ワクチン:コミナティ(ファイザー社) 持参するもの:接種券、予診票、母子健康手帳、保険証 予約受付方法:電話にて受付(電話受付時間は平日14:30~16:00)、または小児科外来窓口にて受付 予約・接種に際しての注意 ・初回接種の予約については、毎月1日より翌月末までの期間を受付いたします。 ・3週間あけての2回接種が推奨されていますので、原則として2回分の予約をとらせていただきます。2回目が祝日などで接種できない場合は、4週目以降に予約をとらせていただきます。 ・余分なワクチンの廃棄を防ぐため、予約のキャンセル・延期はできません。体調不良などやむを得ない場合は、お早めにご連絡ください。 ・接種後15分(副反応を生じるリスクの高い方は30分)は接種後副反応を生じるかどうか院内にて観察させていただきます。 ・以前に他のワクチン接種後や注射・採血後などに気分不良、吐き気、ふらつきなどを経験された方は、事前にお伝えください。横になった状態での接種など、適切に対応させていただきます。 ・当院初診の方はカルテ作成などを事前に行いますので、予約時間より15分ほどお早めにお越しください。 ・他のワクチンを2週間以内に接種している場合は、新型コロナウイルスワクチンを接種できません。 翌月末までの予約受付が人数上限に達した場合は、翌月1日までは予約受付を一旦終了いたします。 その際には、小児科公式instagramにて随時お知らせいたします。

5-11歳のコロナワクチンについて

 子どもは新型コロナウイルスに感染しても大半は軽症ですが、感染者数が増える中で重症例なども一部報告されています。 感染する子どもが増えてくると、やっぱり重症化する子が増えたり、長引く後遺症に悩まされる子どももでてきます。 特に基礎疾患がある子(慢性呼吸器疾患、先天性心疾患、脳性麻痺など神経系の疾患、免疫抑制剤などで治療中の子、肥満)では重症化のリスクが高くなると言われており、ワクチンの接種をすすめています。 現在5-11歳にうてるワクチンはファイザー社のみで、有効成分の量は大人の1/3です。 4月から当院でもコロナワクチンを開始する予定であり、ワクチンによって期待できる効果と副反応について理解した上でうつかどうか考えていただきたく、今わかっている情報をまとめてみました。 コロナに感染した場合 ・約10日間の自宅隔離が必要 ・今のコロナは大半は軽症だが、一部重症化することもある ・長期的な後遺症がおこる可能性もある ワクチンによって期待できる効果 ・コロナに感染しにくくなる ・コロナにかかったとき、重症化をふせぐ ・接種することで家族や周囲の人への感染をふせぐ 海外ではワクチン接種により→2回目接種から7日後以降に十分な免疫ができ、 発症予防効果が90.7%と報告されています。 (ただしオミクロン株が出現する前のデータでありオミクロン株の発症予防効果は今後の報告をまつことになります。) ワクチンの副反応 発熱、接種部位の痛みや倦怠感、頭痛など、ほとんどが軽度のもので1-2日をピークに1週間程度で回復しており、現時点では安全性に問題はないとされています。 約70% 注射した部分の痛み 約20-40% 頭痛、だるさ 38度以上の発熱1回目2.5% 2回目6.5%(大人の半分以下) その他 関節痛や筋肉痛、寒気など ごくまれですが、海外では子どもでも軽症の心筋炎を発症した例も報告されていますがすべて自然回復しており、16-25歳の人と比べて全体的に副反応の出現頻度は低いと考えられています。 また新型コロナに感染した方もワクチンを接種することができます。 自然に感染するよりもワクチン接種の方がコロナウイルスに対する血中の抗体の値が高くなるといわれています。コロナ検査で陽性となってから、1カ月以上経過して接種することが望ましいです。 私は最初はまだ子どもにはワクチン早いんとちが