「頭が痛い」と正確に訴えれるのは、一般的には5歳くらいからと言われており、小学生、中学生の子どもたちにもよくみられる症状の一つです。 熱がでたときなどかぜ症状のときに頭痛を伴うことは多いですが、熱がなくても頭痛を感じることはよくあります。お子さんが「頭痛い」と言ったとき、とてもつらそうだと何か大きな病気が隠れてないか心配になりますよね。 今日は原因のある頭痛(発熱、副鼻腔炎、起立性調節障害など)、命に関わる怖い頭痛(脳出血や脳腫瘍)と、長引く頭痛(片頭痛、緊張型頭痛)についてまとめてみました。 まずは出血や腫瘍など頭の中に原因がある、怖い頭痛のサイン ・今までに経験したことがない頭痛 ・どんどん頭痛が悪化していく ・頭痛がひどすぎて、起きてしまう ・何となく意識がおかしい ・言葉がでにくい、手や足が動かしにくいなど神経症状 ・大きな息をしたときに体の力が抜ける このようなときはすぐに CT や MRI などの画像検査が必要です。 次回は長引く頭痛についてアップします。
※2023年3月をもって閉科いたしました。 大阪市西区にある大阪掖済会(えきさいかい)病院小児科の公式ブログです。 小児アレルギーを専門として、他にも幅広い一般小児疾患(かぜ、便秘、夜尿症、起立性調節障害など)や各種予防接種・乳児健診などに対応しております。