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2023年3月の診療について

みなさまこんにちは。 大阪掖済会病院小児科のヒガです。 以前お伝えした通り、当院小児科は2023年3月末をもって閉科となります。 最終診療日は3月24日(金)となります。 それ以降の診療については対応できませんので、ご注意ください。

あけましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。 大阪掖済会病院小児科のヒガです。 今年3月末で当院小児科は閉科となりますが、それまでは引き続き精一杯診療させていただきますので、よろしくお願いいたします。 新年は1月4日(水)より診療を開始いたします。

11月第3週(11/14~11/18)の小児科外来診療についてお知らせ

大阪掖済会病院小児科のヒガです。 11/14(月)・11/15(火)・11/16(水)・11/18(金)については、小児科医師一人体制となります。 混雑した際には診察を長時間お待たせする可能性がございます。 申し訳ありませんがご理解のほどよろしくお願いいたします。 また、11/14(月)は都合により一般外来ネット予約、予防接種ネット予約ともに停止いたします。 診療は平常通りに行いますので、受付時間内に直接病院受付へお越しください。 ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

大切なお知らせ 当科は2023年3月末をもちまして閉科となります

みなさんこんんちは。ヒガです。 大阪掖済会病院小児科より、大切なお知らせがございます。 当科は、2023年3月末をもちまして閉科となります。 西区にたくさんある小児科の中で、当小児科を選んで来院していただいた患者様およびそのご家族様には、本当に感謝しております。 患者様の笑顔や安心した表情、ときに励ましのお言葉に、いつも支えられ、元気と活力を頂いておりました。 皆様の健康的な生活や日ごろの不安の解消に少しでも貢献できていたとすれば、これ以上にうれしいことはございません。 私としては、この大阪掖済会病院でこれからも末永く皆様に関わり続けていきたいと願っておりましたが、新型コロナウイルス感染症流行に伴う小児医療の苦境や、地域医療の再編成・集約化の流れもあり、力及ばず申し訳ございません。 今後も医療機関への通院が必要な方も多くおられるものと思います。 他院への引き継ぎについては、責任をもって紹介状など準備をさせていただきますので、受診を希望される病院などについては、あらかじめ教えていただけると幸いです。 末筆ではございますが、皆様の今後のご健康をお祈りいたします。 ありがとうございました。 ちなみに、今日はこのブログが開設されてちょうど1周年です。 せっかくの1周年の記事が、このような内容となってしまったのは、なにかの縁なのかもしれません。 写真は閉科が決まった日の帰りに、夕日が沈む頃に撮った病院の写真です。 残り半年間も、全力で頑張りたいと思います。

(再掲)うちの子、ぜん息?

  みなさんこんにちは。ヒガです。 ここのところ、朝と夜が急に寒くなってきました。 それに伴ってか、10月に入ってから、小児科に咳がひどくなったりゼーゼーと言う息苦しさで受診されるお子さんが増えてきました。 そこで、昨年12月にぜん息(気管支喘息)についてまとめていたので、再掲しようと思います。 「うちの子、いっつもせき込んでるけど、これってぜん息なのかしら?」 せきをよくしているお子さんを見て、こう思ったことはありませんか? ぜん息の定義は、ガイドラインによると「気道の慢性炎症を特徴とし、発作性に起こる気道狭窄によって、咳嗽、呼気性喘鳴、呼吸困難を繰り返す疾患」とされています。 なんだか難しい言葉だらけでチンプンカンプンですね。 これをかみ砕いてみると、 ・長い間続いたり、何回も繰り返したりするせき ・息をはくときのゼーゼー、息苦しさ ・ときに何らかのきっかけで急にしんどくなる ・良くなったり悪くなったりする といったものです。 しかし、子どもはよく「かぜ」を引きます。 「かぜ」の症状はどんなものかというと、急にせきが出てきて、鼻が詰まって息苦しくなり、保育園や幼稚園に通っていると何度も繰り返しうつってきて・・・ なんだか、ぜん息とよく似ていますね。 ぜん息と「かぜ」とをどうやって見分ければよいのか? 実は、小児科医にとっても難しいことなんです。 しかも、ぜん息の症状が悪くなるきっかけで一番多いものは、なんと「かぜ」です。 両方が重なってしまうと、もう訳が分からなくなってしまいます。 小児科医は、よっぽど明らかな場合を除いて、初めて受診したせきの多いお子さんを、ぜん息と診断することはほとんどありません。 「長い間続いたり、何回も繰り返したりする」かどうかがわからないからです。 特に、保育園や幼稚園に通っているお子さんは、何回も繰り返しても、毎回ただの「かぜ」であることもあります。 これだけややこしいので、ぜん息の診断のために、まずは予防薬を1ヶ月間飲んでみて、それでせきが出なくなったら次の1ヶ月間は飲むのをやめて、またせきが出るようになったらぜん息と診断する、というとてもまだるっこしいことをすることもあります(これを「診断的治療」といいます)。 なので、診断がつくまでは「ちょっと気管が弱いのかもね」とあいまいな表現をされることもあります。 ぜん息が疑われる特徴とし

熱性けいれん

  熱性けいれんとは、 38 度以上の発熱でおこるけいれんです。 乳幼児期は、まだ脳が未熟でけいれんをおこしやすく、子どもの時期に 10 人に 1 人が経験したことがあるといわれております。 普通は 5 歳くらいまでおこることが多いですが、インフルやコロナなどでのウイルスでは、 6 歳以降でもみられることがあります。 5 分以内の発作であれば脳に悪い影響をおこさないといわれておりますが、 見た目は派手なので、初めてみたときはご家族の方はびっくりされると思います。 子どもがけいれんしたら・・・   ・時間をみる 発作の長さを測る ・顔を横にして寝かせる 嘔吐による窒息をふせぐ ・首回りの衣服をゆるめる 呼吸がしやすいように ・歯をくいしばっていても、口の中にはものはいれない   発作時に舌をかみきることは、まずありません。 ・けいれん時の目の向き、手足の動きを観察 5分以上続く場合 けいれん後は、少しぼーっとすることが多いですが、意識が変な感じが 15 分以上続く場合手足の麻痺などを認める場合は救急車をよんでください。 一度けいれんを見たら、発熱のたびに、けいれんしたらどうしようと 不安になると思います。 でも、ほとんどの子は生涯 1 回だけのけいれんで、再発のリスクは 30% です。 また解熱薬を使っても、けいれんの予防にはならないし、けいれんが起こりやすくなることもありません。   ダイアップ座薬 (けいれん予防薬) 再発のリスクが高いときなどは、 38 度以上の発熱のとき投与、 8 時間あけて2回使て予防をおこないます。 予防する対象となる人の基準 ①     15 分以上のけいれんを起こしたことがあり。 ②     以下の2つを満たすけいれんが2回以上 ・左右差のあるけいれん or 24 時間以内に反復 ・家族に熱性けいれんかてんかんの既往がある ・ 1 歳未満での発症 ・発熱後 1 時間以内でのけいれん ・ 38 度未満でのけいれん ・けいれん前から発達が遅れている   けいれんが 5 分以内にしっかり止まって、意識状態も普通なら使わなくても大丈夫です。 ただ同じ発熱期間内の再発を防ぐ効果は、使わなかったときよりは、あるとも言われています。なので、家族の不安、救急車が

新型コロナワクチン3回目接種とインフルエンザワクチン接種についてお知らせ

みなさんこんにちは。ヒガです。 今後のワクチン接種についてお知らせです。 ①5歳~11歳の小児の方を対象とした、3回目の新型コロナワクチン接種について 5歳~11歳の小児の方を対象として、2022年9月より3回目の接種が開始されます。 3回目の接種対象者は、2回目の接種から少なくとも5ヶ月経過した方です。 大阪掖済会病院小児科では、これまでの5歳~11歳の方を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種予約の枠にて、3回目の接種についても受付をいたします。 それに伴い、これまで毎月第3週金曜日に接種日を設けておりましたが、当面の間は第4週金曜日にも接種日を設けさせていただきます。 初回接種についても引き続き受付しておりますので、ご希望の方はご連絡ください。 接種日程:毎月第3・第4金曜日(9月は第5金曜日) 接種時間:14:30、15:00 接種対象者:5歳~11歳(5歳の誕生日の前日から12歳の誕生日の前々日まで)、3回目については2回目接種から少なくとも5ヶ月経過した方 使用ワクチン:コミナティ(ファイザー社) 持参するもの:接種券、予診票、母子健康手帳、保険証 予約受付方法:電話にて受付(電話受付時間は平日14:30~16:00)、または小児科外来窓口にて受付 予約・接種に際しての注意 ・初回接種の方は2回接種が推奨されていますので、原則として2回分の予約をとらせていただきます。 ・余分なワクチンの廃棄を防ぐため、予約のキャンセル・延期はできません。体調不良などやむを得ない場合は、お早めにご連絡ください。 ・接種後15分(副反応を生じるリスクの高い方は30分)は接種後副反応を生じるかどうか院内にて観察させていただきます。 ・以前に他のワクチン接種後や注射・採血後などに気分不良、吐き気、ふらつきなどを経験された方は、事前にお伝えください。横になった状態での接種など、適切に対応させていただきます。 ・当院初診の方はカルテ作成などを事前に行いますので、予約時間より15分ほどお早めにお越しください。 ・他のワクチン(インフルエンザワクチンを除く)を2週間以内に接種している場合は、新型コロナウイルスワクチンを接種できません。 ・初回接種(1・2回目)で5歳~11歳用のワクチンを接種した方が3回目接種の時点で12歳になっていた場合は、12歳以上用のワクチンによる接種となるため