みなさんこんにちは。ヒガです。 今回は、小児科を受診するときに、前もって準備をしておいてもらえると、診察がスムーズになったり、診断の役に立ったりするものについて紹介します。 ①熱型表 発熱で受診されるときに、それまでの体温の経過が分かるように記録をして持参してもらえると、体温の上がり方や発熱期間の長さなどから、想定する病気を絞ることができるので、とても助かります。 記録に便利なのは熱型表で、時間ごとに体温を折れ線グラフに書くことで、体温の経過が一目でわかります。 インターネット上に無料公開されている熱型表なら、印刷してそのまま使用できます。 また、スマホで使える熱型表アプリというものもあるそうです。 ②お薬手帳(または飲んでいるお薬そのもの) 他の病院でお薬を処方されている場合は、それまでのお薬をそのまま続けるのか、お薬を追加するのか、内容を変更して処方し直すのか、判断しなければなりません。 そのため、元々使っているお薬の内容がわかるようにお薬手帳を持ってきてください。 お薬手帳がなければ、処方されているお薬をそのまま持ってきていただいても大丈夫です。 ③便(うんち) 特に下痢症状で受診のお子さんは、ウイルス性腸炎や細菌性腸炎などの原因を調べるために、便の検査が必要になることがあります。 オムツを使っているお子さんであれば、オムツごと持参していただくことで、そのまま検査を提出することができ、大変助かります。 オムツを使わないお子さんの場合は、使い捨てスプーンなどで小指の先くらいの量の便を取ることができれば、それを検査に提出することができます。 いずれも、2重のビニール袋でしっかり密封したうえで、持参してください。 ④スマホで撮った写真 蕁麻疹や湿疹などのお肌の症状は、病院を受診するときにも残っているとは限りません。 特に夜間に症状が出た場合は、写真に残しておいてもらえると、朝に病院を受診したときにどんな症状だったかの確認ができます。 他にも、うんちに異常があるとき(硬くてコロコロ、色が普段と違うなど)、食べ物でアレルギー症状がでたかもしれないときなど、気になるときは写真に残しておきましょう。 最近はスマホで簡単に写真を残すことができるようになったので、気になる症状があったときには、とりあえず写真を撮っておくと便利です。 ⑤食べ物のパッケージ 何かを食べた後に蕁麻疹な
※2023年3月をもって閉科いたしました。 大阪市西区にある大阪掖済会(えきさいかい)病院小児科の公式ブログです。 小児アレルギーを専門として、他にも幅広い一般小児疾患(かぜ、便秘、夜尿症、起立性調節障害など)や各種予防接種・乳児健診などに対応しております。