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7月, 2022の投稿を表示しています

近況報告・その他雑記

みなさんこんにちは。ヒガです。 新型コロナウイルス感染症の流行も第7波となり、色々と不安の多い夏となっています。 今回は、最近の大阪掖済会病院小児科の近況報告や、その他のことを徒然と書いてみようと思います。 ・小児の発熱患者の急増と、午前小児科一般外来の混雑について 7月初旬ごろから、発熱で受診される小児の患者さまが急激に増加しました。 保育園や幼稚園に通われている未就学のお子さんが発熱で受診された場合、体感で7割くらいはRSウイルス感染症、1~2割が新型コロナウイルス感染症、残りがヒトメタニューモウイルス感染症、アデノウイルス感染症、まれにインフルエンザ、という具合です。 特にRSウイルス感染症のお子さんが多く、中には咳がひどかったりゼーゼー言うしんどい呼吸状態になっていたり、肺炎や中耳炎を合併して入院が必要となったりしています。 この年齢層の新型コロナウイルス感染症は、当院では入院を必要とするほどしんどくなるお子さんは少ないですが、熱性けいれんを起こしたお子さんの救急搬送を診療体制上の限界から受け入れできていないことも多く、全体で見るとしんどくなっているお子さんも一定数おられるものと思われます。 小学生~中学生の発熱で受診される患者さまは、8割方は新型コロナウイルス感染症で、それ以外は溶連菌感染症、まれにインフルエンザ、という具合です。 この年齢層の新型コロナウイルス感染症は、入院までは要さないものの、高熱や頭痛でしんどかったり、咳が酷くてしんどいお子さんが多く、家族内での感染と学校・部活などの活動中の感染が半々という印象です。 また、体感では新型コロナウイルスワクチンを接種しているお子さんのほうが、打っていないお子さんに比べて症状・しんどさが軽く済んでいる印象があり、感染したときの症状を軽くする一定の効果はあるのかなという印象です。 このように、様々な感染症の流行の荒波の中、小児科外来を受診されるお子さんが急増し、診察をお待たせすることも多くなってしまっており、大変申し訳なく思います。 特に週明けの月曜日や祝日空けには、外来が大変混雑してしまっております。 急を要さない症状の相談や、生後3ヶ月以下のまだ免疫力が不十分な健康な赤ちゃんの受診については、週明けの月曜日や祝日空けの受診を避けていただけると幸いです。 ・発熱で小児科受診希望の方へのお願い(再掲) 大阪

RSウイルス感染症の流行についてと、新型コロナワクチン接種予約受付について。

みなさんこんにちは。ヒガです。 最近は、昨年の今頃同様、RSウイルス感染症が保育園や幼稚園で流行していますね。 発熱やせき・鼻水が主な症状で、3~4日間症状が続いたのちに、段々と落ち着いていくのが典型的な経過です。 そのような経過であれば、自然に治っていくのを待つだけで大丈夫ですが、4~5日たっても症状が悪くなってくる、息苦しさがあったり食事・水分が全然摂れない、生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃん、などに当てはまる場合は、肺炎や中耳炎などの合併や重症化の心配がありますので、早めの医療機関の受診を考えてください。 息苦しさの目安としては、呼吸が早い(乳児だと1秒間に1回以上、幼児だと1.5秒間に1回以上くらい)、息を吸うときに肩が動いたり鎖骨・肋骨まわりが凹んだりする、息を吐くときにヒューヒューと音が聞こえる、横になると眠れず座ると楽になる、などがあります。 小さい子どもは言葉では息苦しさの表現が難しいので、このようなサインには気をつけましょう。 大阪掖済会病院小児科の5歳~11歳の方を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種予約を引き続き受付しております。 2022年7月~9月の接種日程は、以下の通りです。 接種日程:7月22日(金)・8月19日(金)・9月16日(金) 接種時間:14:30、15:00 接種対象者:5歳~11歳(5歳の誕生日の前日から12歳の誕生日の前々日まで) 使用ワクチン:コミナティ(ファイザー社) 持参するもの:接種券、予診票、母子健康手帳、保険証 予約受付方法:電話にて受付(電話受付時間は平日14:30~16:00)、または小児科外来窓口にて受付 予約・接種に際しての注意 ・2回接種が推奨されていますので、原則として2回分の予約をとらせていただきます。 ・余分なワクチンの廃棄を防ぐため、予約のキャンセル・延期はできません。体調不良などやむを得ない場合は、お早めにご連絡ください。 ・接種後15分(副反応を生じるリスクの高い方は30分)は接種後副反応を生じるかどうか院内にて観察させていただきます。 ・以前に他のワクチン接種後や注射・採血後などに気分不良、吐き気、ふらつきなどを経験された方は、事前にお伝えください。横になった状態での接種など、適切に対応させていただきます。 ・当院初診の方はカルテ作成などを事前に行いますので、予約時間より15分ほどお早

熱中症

こんにちは、ヤマモトです。 梅雨があけて、毎日暑いですね。熱中症が多くなる季節になってきました。 高温の炎天下にいると大量の汗で、気づかないうちに水分や塩分が失われて、体温調節がでいなくなってしまいます。特に子どもは、大人より体温調節機能が未熟で、熱がこもりやすい、地面からの照り返しをうけやすい、外の気温の影響をうけやすいなど、暑さに弱くて熱中症になりやすいです。 症状 軽症 軽いめまい、ふらふら、筋肉痛、こむらがえり →応急処置へ 中等症 発熱、頭痛、嘔吐、からだがぐったり力が入らない →応急処置をして病院へ 重症 40℃を超える体温、意識障害、けいれん、あせがでない →応急処置をしながら救急車を 応急処置 ・涼しい場所で足を高くして寝かす。わきの下や首などを氷で冷やす ・冷たい濡れタオルで体をふく ・塩分・糖分が含まれたイオン飲料をこまめに飲む。 予防 実はのどが渇いたと感じるときはもうすでにかなり水分が失われています。 ・高温での運動時であれば、 15 分おきくらいに水分をとる。 ・通気性のいい服をきる。帽子をかぶる ・こまめに日陰、屋内で休憩 ・適度な運動で暑さになれる、強い体をつくる。 ・車の中や屋内ではクーラーを適切に使用する 熱中症予防、治療に漢方もオススメです。 五苓散は体の水分の調節をする作用あり、足りない水分を補給し、多い水分は排出させる作用あり。 飲めるもの何でもいいので水分摂取することが大切です。 経口補水液  OS-1 熱中症対策に1番だがやや飲みにくい ポカリやアクエリは  OS1 より塩分少なく、糖分多い 飲みやすい 味噌汁 塩分摂取におすすめ、夏バテ予防にも