今年の夏は、コロナ、 RS 、夏かぜなどいろいろ流行していて、例年より発熱する子が多い印象です。 子どもが 40 ℃など高熱がでると心配ですが、熱自体が脳に悪い影響をあたえるということはありません。 今日は発熱時の対応をまとめてみました。 発熱はウイルスや細菌が体に侵入したときに、病気と闘う正常な防御反応です。 なので、必ず下げないといけないわけではありません。 家庭でできるケア 熱のあがりはじめは、体が震えたり手足が冷たくなる。 →体をあたためる 熱が高くなり、手足があたたかくなってきた。 →風通しをよくして、熱がこもらないようにする 首、わきの下、太もものつけねには大きな血管が流れているので冷やすことで、全身に冷えた血液が回りクーリング効果があります。 おでこを冷やすと気持ちいのですが体温はほとんどさがりません 熱 のときは、風呂はしんどいので、シャワーや体をふいたりして、清潔に保つ 水分摂取をしっかり! 発熱時には胃腸の動きが悪くなるので、食欲ないときは無理に食べさせない。 消化のよいものを少しずつ。 解熱薬 アセトアミノフェン 一時的に熱や痛みを和らげたりする効果はあるが、病気を治す薬ではない。 解熱薬という名前ですが、使っても熱が下がらないこともよくある。 熱があっても元気だったり、よく眠れていたら、起こしてまでして、使わなくても大丈夫です。
※2023年3月をもって閉科いたしました。 大阪市西区にある大阪掖済会(えきさいかい)病院小児科の公式ブログです。 小児アレルギーを専門として、他にも幅広い一般小児疾患(かぜ、便秘、夜尿症、起立性調節障害など)や各種予防接種・乳児健診などに対応しております。