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12月, 2021の投稿を表示しています

年末年始の休診期間について

みなさんこんにちは。ヒガです。 大阪掖済会病院の年末年始の休診期間は、12月29日(水)~1月3日(月)までとなります。 年始の小児科外来診療は1月4日(火)より開始いたしますので、よろしくお願いいたします。 いよいよ冬本番で寒くなってきましたね。 大阪でも時々雪がちらつくのを見ると、ますます寒く感じます。 朝の出勤時間はまだ外も薄暗く、冷たい風で顔や耳がしびれて痛くなってしまいます。 みなさんもしっかり暖かくして、風邪などひかないようお体に気を付けて、年末年始をお過ごしください。

息子の成長

  保育園でクリスマス会☆ ご機嫌でジングルベルの歌を歌って、サンタさんにプレゼントをもらって大喜び 家でもトナカイの帽子をかぶって、プレゼントのお菓子を1個1個みせてくれたので写真 パシャリ トレーナーぱつぱつや (;’ ∀ ’) 保育園でのクリスマス会の集合写真をみても、やっぱりぱつぱつ、、、 小柄な方だし、去年の服まだいけるかなと思っていたけど子どもって、気づいたら大きくなってますね。 しばらく着ていたけど写真で気づきました。息子にも「おなか、おなか」といわれるように。。。 成長を感じました。 さっそく新しい服買いました! Merry Christmas !  

えきさい小児科より 絵本のクリスマスプレゼント

みなさんこんにちは。ヒガです。 フレーベル館さまより、絵本をたくさんいただきました。 小児科外来を受診されるお子さんにクリスマスプレゼントとしてお配りしようと思います。 配布期間は12月23日~12月24日まで、なくなり次第終了します。

じんましん

  こんにちは。ヤマモトです。 最近寒暖差が激しいからか、じんましんの子も少しでてきました。 じんましんとは突然かゆみのある、赤いぼこっとした膨疹がでたり、消えたり、移動してまたでたりする湿疹です。 症状が派手にでてくるので、食事や薬など何かのアレルギーではと考える方も多いのですが原因が不明であることが多いです。また体調が悪いときや疲労やストレス、風呂後や体が冷えることによる蕁麻疹もしばしばみられます。 プールや急に寒くなった季節の変わり目などにでるじんましんは寒冷じんましんと呼ばれています。うちの子も寒冷じんましんがでたことあります。 夏場にビニールプールに長く入ってから、でると体中にじんましんがでていました。 「かいーかいー」といわれたけど内服の薬がなくて、タオルであったかくして軟膏をぬって何とかおさまりました。 何回か同じタイミングで蕁麻疹がでたので、水にお湯をまぜてぬるま湯ビニールプールにしたらでなくなりました。このように特定の行動ででた蕁麻疹であれば、その行動をさけるだけで蕁麻疹を回避できます。 通常のじんましんであれば冷やすこともかゆみがましになって効果的です。 治療としては抗アレルギー薬の内服と軟膏をぬります。 ただ1カ月以上蕁麻疹が続く場合は慢性蕁麻疹としてしばらく薬の内服が必要です。

起立性調節障害について

みなさんこんにちは。ヒガです。 今年ももう終わりが近づいてきましたね。 12月はクリスマスや年末年始と楽しいイベントがたくさんあり、ウキウキしている方もおられると思います。 一方で、朝の冷え込みが一段と辛くなる時期でもあり、寒さのあまり布団から出たくなくなる季節でもあります。 でも、お子さんが朝なかなか起きられないときには、何か他に原因があるのかも? ということで、今回は「起立性調節障害」についてのお話です。 「朝、全身がだるくてなかなか起きられない」 「起き上がったとたんに頭が痛くなったり、気持ち悪くなったりする」 「ずっと立っていると、フラフラしてきたり、吐き気がしたりする」 「朝は調子が悪いけど、昼を過ぎると元気になる」 「休日は元気だけど、平日に限ってしんどくなる」 こんな症状に、心当たりはありませんか? もしかすると、それは「起立性調節障害」のサインかもしれません。 起立性調節障害とは、体の血液の流れを調節している自律神経がうまく働かなくなることによって起こる病気です。 急に座ったり立ち上がったりすると、体の中の血液は、重力によって足の方に流れようとするので、脳に流れる血液が減ってしまいます。 このとき自律神経が働くことで、足の血管をぎゅっと締めたり、心臓の脈を増やして血液をたくさん送り出すようにすることで、脳の血流を保ってくれます。 自律神経がうまく働かなくなると、脳の血流が減ってしまい、頭痛、吐き気、だるさなど様々な症状が出現します。 自律神経の働きは、朝が一番弱く、昼から夜にかけて強くなるので、特に朝の症状が目立ちます。 小学校高学年から中学・高校生にかけては、思春期で身長が一気に伸びる一方、自律神経の発達がそれに追いつかないことがあり、起立性調節障害をもっとも発症しやすい年齢となります。 中学・高校生の20~30%が起立性調節障害をもつことがわかっており、けっしてめずらしい病気ではありません。 また、自律神経の働きには心理的なストレスが大きく影響するため、学業、部活、人間関係、思春期の体の変化など、多くのストレスにさらされる年頃で特に症状が悪化します。 症状が強い場合、学校への登校が難しくなることも多いです。 平日の朝に特に症状が強くなりやすく、逆に休日や昼以降に症状が軽くなりやすいことから、周囲の人から「怠けている」「頑張っていない」などの誤解か

おすすめ本

  こんにちは。ヤマモトです。 12 月にはいってクリスマスが近づいてきましたね。 小児科も少しずつクリスマス仕様になってきていますので受診のとき探してみてください。今日はアトピーのおすすめ本を紹介したいと思います。 2021年 10 月に発売された、大塚篤司先生と堀向健太先生の著書の 「最新医学で治すアトピー 専門医が教える成人から乳児までのケア」です。 アトピーについて原因、対策、塗り方を含めた治療法までイラストや漫画を用いてとても分かりやすく書いてあります。 アトピー性皮膚炎はすぐになおるというものではなく、症状が改善したとおもったら、再発したり、毎日保湿を塗ったり、治療にはなかなか根気が必要です。 私はアトピー性皮膚炎の患者さんを診療することは多いのですが、なかなか分かりやすい言葉で説明したり、ステロイドを嫌がる患者さんに納得するような説明をすることは難しいなぁと思っていました。 そんなときこの本と出会い、とても勉強になりました。 アトピーに悩んでいる方にぜひ読んでもらいたいです。

胃腸炎流行ってます

  こんにちは。ヤマモトです。 本格的に寒くなって、外来では胃腸炎の子が増えています。 ウイルス性胃腸炎はウイルスが胃腸の動きを悪くして、嘔吐や下痢や腹痛をおこします。一般的には嘔吐からはじまって下痢になることが多いです。 「おぇおぇ」と吐いてしまったとき、すぐに水分をごくごく飲むまた吐いてしまいます。吐き気や嘔吐があるときはまだ胃に食べ物がたまっているサインです。 胃が空っぽになれば吐き気や嘔吐もおさまるので、嘔吐後は 2 時間くらい水分をとるのをやめて、おなかを休ませてあげましょう。 そして次にあげるときはスプーン1杯くらいからあげて、飲めそうなら徐々に水分を与えてあげてください。 OS1 やアクアライト、りんごジュースがおすすめです。 といつも説明していますが私は息子が嘔吐したとき、すぐに牛乳をのませてしまいました。。。もちろんすぐ吐きました。 自分の子のことになると焦ってしまいますね ( 笑 ) 薬としては五苓散が吐き気止めの効果が高いです。 20ml 程度のお湯にとかして、氷をいれて冷やしてから小さじ 1 杯程度から飲ませてあげてください。 私も胃腸炎になったときは五苓散で乗り切っていますが即効性があります。 また途中で吐いてしまっても、わりと効果があるような気がします。 嘔吐が強くて、どうしても飲めない場合はナウゼリン ® 座薬があります。 下痢のときは下痢を出し切ることが大事です。下痢止めなどはウイルスや病原体を腸に停滞させてしまうので小児では使いません。整腸剤で腸の動きをよくしてあげて、だいたい1週間程度で治まってきます。 元気になっても嘔吐物や便には2週間くらいはウイルスが排泄されるので家族や集団生活での流行を予防するのにはやっぱり手洗いが大切です。

うちの子って、ぜん息なの?

みなさんこんにちは。ヒガです。 ここのところ急に冷え込み、いよいよ本格的な冬を感じられる季節になってきましたね。 それに伴い、せきが増えて受診されるお子さんが多くなってきたと感じております。 かぜも流行しやすく、ぜん息のお子さんの症状も悪くなりやすい季節で、油断できません。 ということで今回は、ぜん息(気管支喘息)についてお話しようと思います。 「うちの子、いっつもせき込んでるけど、これってぜん息なのかしら?」 せきをよくしているお子さんを見て、こう思ったことはありませんか? ぜん息の定義は、ガイドラインによると「気道の慢性炎症を特徴とし、発作性に起こる気道狭窄によって、咳嗽、呼気性喘鳴、呼吸困難を繰り返す疾患」とされています。 なんだか難しい言葉だらけでチンプンカンプンですね。 これをかみ砕いてみると、 ・長い間続いたり、何回も繰り返したりするせき ・息をはくときのゼーゼー、息苦しさ ・ときに何らかのきっかけで急にしんどくなる ・良くなったり悪くなったりする といったものです。 しかし、子どもはよく「かぜ」を引きます。 「かぜ」の症状はどんなものかというと、急にせきが出てきて、鼻が詰まって息苦しくなり、保育園や幼稚園に通っていると何度も繰り返しうつってきて・・・ なんだか、ぜん息とよく似ていますね。 ぜん息と「かぜ」とをどうやって見分ければよいのか? 実は、小児科医にとっても難しいことなんです。 しかも、ぜん息の症状が悪くなるきっかけで一番多いものは、なんと「かぜ」です。 両方が重なってしまうと、もう訳が分からなくなってしまいます。 小児科医は、よっぽど明らかな場合を除いて、初めて受診したせきの多いお子さんを、ぜん息と診断することはほとんどありません。 「長い間続いたり、何回も繰り返したりする」かどうかがわからないからです。 特に、保育園や幼稚園に通っているお子さんは、何回も繰り返しても、毎回ただの「かぜ」であることもあります。 これだけややこしいので、ぜん息の診断のために、まずは予防薬を1ヶ月間飲んでみて、それでせきが出なくなったら次の1ヶ月間は飲むのをやめて、またせきが出るようになったらぜん息と診断する、というとてもまだるっこしいことをすることもあります(これを「診断的治療」といいます)。 なので、診断がつくまでは「ちょっと気管が弱いのかもね」とあいまいな表現