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子どものせき

 

急に寒くなりましたね。外来ではせきの子が増えた気がします。

急性咳嗽の多くはウイルス性の上気道炎(鼻からのどまでの炎症)で1週間で半分、2週間で90%以上の人が改善します。この炎症が気管支、肺までいくと気管支炎、肺炎といいます。


よく「せき止めください」と言われますが、せきはウイルスを追い出す防御反応なので、なかなか止める薬はありません。
むしろ強いせき止めや鼻水どめは小さい子には危険です。


でも、私も子供がせきを早く止めてあげたい気持ちになります。

以下、対症療法をまとめてみました。

・鼻汁吸引  鼻汁や湿性咳嗽のときには1番効果的。

・去痰薬  病原体や異物などを痰や鼻汁によって体の外に排出しやすくします。


・はちみつ  1歳以上の子であれば「はちみつ」スプーン1杯を夜寝る前に飲むと咳に効果的といわれております。(1歳未満の場合ははちみつをとるとボツリヌス毒素症をおこす可能性があるため絶対に与えないでください。)はちみつに含まれる抗酸化物質が抗菌作用や抗炎症作用があることなどがイギリスの研究で分かっています。

うちでもせきがひどいときは親子いっしょに飲んでます。

・加湿器  空気が乾燥しすぎると咳や鼻づまり余計ひどくなります。乾燥する冬場にじゃ適度な加湿はいいですね。うちでもつけはじめました。

・頭を少し高くする  鼻汁が喉にたれこんでせきをするときには、鼻汁の通り道ができて少し楽そうです。


私の子もせきが出てきました、、、まずは鼻吸いを。電動の鼻吸い機にはお世話になっております(オススメです)。最初はいやがりますが、慣れてきたら自分で鼻にあてていました(笑)。薬は漢方を飲んでいます。また今度、漢方についてもまとめてアップしますね。